2023.11.01
用途
SELFOC® LENS ARRAY
セルフォック® レンズアレイ
利点
装置の小型化・扱いやすい・均質な画像転送
SELFOC®レンズ(屈折率分布型レンズ)を多数配列したレンズアレイです。全体で一つの連続したライン状の像を形成するユニークな光学系で、多種多様なラインスキャンシステムや、感光によるプリンティングシステムにキーコンポーネンツとして使用されています。
また、近年の産業用検査機用途でのご要望の高まりを受け、2020年に被写界深度(DOF)を従来品の約2倍とした新型レンズ「SLA 5DG」、2021年にワーキングディスタンスを従来品の約2倍とした「SLA 5AG」を開発いたしました。
Point
1
ワーキングディスタンス(WD、Lo)が2mm~30mm前後と非常に短く、大幅な小型化・省スペース化が可能に。
また、単体で正立等倍実像を結ぶため、一般的な球面レンズと異なり複数のレンズや反転ミラーが不要で、シンプルかつ低コストな光学系を実現。
縮小光学系(左)とCIS(右)のスキャナー構造の比較
Point
2
短冊形状(細長い直方体形状)のため、特別なレンズホルダーを必要とせず、一般的な球面レンズと比べて取り付けが圧倒的にシンプルで容易。
Point
3
横幅(長手)方向に対し球面レンズのような光量と解像力の低下がなく、ライン状に歪みの無い均質な画像を得られる。
Point
4
用途に応じて、多様なサイズ・性能のレンズをラインナップ。横幅(長手)方向のサイズは最大約1mまで対応。
SLAによる正立等倍実像の伝送イメージ