家庭用複合機やドキュメントスキャナのスキャナ機構
コンパクトさと高精度な画像読取の両立が求められる家庭用の複合機(MFP: Multi-function Printer)やドキュメントスキャナなどでは、ほとんどのモデルでCIS(Contact Image Sensor)が採用されています。
CISとは、SLA・ライン状照明(SG)・センサーで構成されるシンプルなスキャンユニットで、通常のレンズを用いた縮小光学方式やカメラ方式と比べると、圧倒的に光学系がシンプル・コンパクトで、組付けも容易である点がメリットとして挙げられます。
複合機(MFP)に搭載されるCIS
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LEDプリンターに用いられるプリントヘッド
LPH(LED Print-head)は、LEDプリンターに用いられるプリントヘッドです。
LPHはLEDアレイおよびSLAで構成され、各LED素子の発光をSLAを介して感光体ドラム上に照射することにより、高速で高画質なプリントが可能となります。
類似の方式にレーザー光源と回転ポリゴンミラーを用いるレーザープリンターがありますが、LEDプリンターはレーザープリンターのような大きく複雑な光学系や駆動部分を必要としないため、大幅な小型化、軽量化が可能で、メンテナンスも容易です。
LEDプリンターに搭載されるLPH
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産業用検査機(マシンビジョン用CIS)
MFP向けで広く使われているCIS(Contact Image Sensor)は、近年では、産業用検査機での採用が大きく広がっています。例えばベルトコンベアやロール・トゥ・ロールで搬送されていくフィルム・シートの上にCISを設置し、外観検査や異物・欠陥検査、測長・位置測定など、様々な検査を行っています。
従来型のカメラ方式(WD*:数百mm~1m以上)と比較すると、CISは光学系が圧倒的にコンパクトで(WD: 約15mm)、また、設置・メンテナンスが非常に容易です。そのため、CISおよびSLAを用いることで、既存の装置などスペースに限りのある工程にも自在に検査機能を追加することができ、従来型のカメラ方式と違って、導入・維持に特別な熟練技術は必要ありません。
日本板硝子では、産業用検査機用SLAの需要の急拡大を受けて、一層お客様のニーズにお応えするべく、マシンビジョン用長深度レンズ「SLA5DG」を新規開発しました。
*WD:Working Distance、ワーキングディスタンス(作動距離)。対象物に焦点が合っているときのレンズの先端から対象物までの距離。
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各種通信装置の光コンポーネント用レンズとして、SMLが使用されております。
・コリメートレンズ
・カップリングレンズ
・集光用レンズ
コリメートレンズ
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ファイバータイプ蛍光検出器
リアルタイムPCRやマイクロプレートリーダーなどの各種蛍光検出装置に使用可能です。蛍光検出部分を小型化できるので、装置を小型化したい場合に最適です。更に明るい場所でも簡単に 高感度測定が可能です。
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カルシウムイメージング
脳内ではたくさんの神経細胞(ニューロン)が同時に活動しており、その活動を測定する事で、脳がどのような仕組みで情報を処理しているのか解明する手がかりを得ることができます。
神経細胞(ニューロン)は情報を処理・伝達する働きをし、情報を送る側の神経細胞の末端部分と、情報を受け取る側の神経細胞の受け取り部分をシナプスと言います。このシナプス間で情報の伝達をする際に必要なのがカルシウム(Ca2+)です。
一方で、蛍光タンパク質が発現している遺伝子改変マウスにおいて、シナプス伝達が起こると、カルシウム(Ca2+)が発生し、遺伝子改変マウス脳内で蛍光が発光します。これを直接観察する事で脳がどのような仕組みで情報を処理しているのか解明する手がかりを得ることができます。
弊社製品のIL(Imaging Lens)は小型蛍光顕微鏡用対物レンズとして、脳の機能異常に関する研究などに使用されています。顕微鏡は2g強の指先サイズであり、マウス頭部に固定し行動実験下で脳内(脳表,脳深部)の蛍光反応を観察する事が可能です。
一方で、蛍光タンパク質が発現している遺伝子改変マウスにおいて、シナプス伝達が起こると、カルシウム(Ca2+)が発生し、遺伝子改変マウス脳内で蛍光が発光します。これを直接観察する事で脳がどのような仕組みで情報を処理しているのか解明する手がかりを得ることができます。
弊社製品のIL(Imaging Lens)は小型蛍光顕微鏡用対物レンズとして、脳の機能異常に関する研究などに使用されています。顕微鏡は2g強の指先サイズであり、マウス頭部に固定し行動実験下で脳内(脳表,脳深部)の蛍光反応を観察する事が可能です。
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OCT(Optical Coherence Tomography/光干渉断層撮影)
OCTは近赤外線レーザー光と光ファイバ技術を応用し、標的と反射ミラーに到達し反射された光を干渉させ、光情報を解析する事で画像を構築する手法です。OCT用プローブは超音波やMRI、PETなどと比べて測定深度が低くなりますが、高い分解能(シャープなイメージを得る事が可能)で、非接触、非侵襲でイメージングする事が可能であり、医療用(癌や血管内壁検査)、工業用(塗装内部や各種非破壊検査)、研究用(生体組織や動物など)で利用されています。OCTプローブを構成する主要部品として、弊社のIL(Imaging Lens)は使用されています。
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